大阪大学言語社会学会とは?

About The Association for Integrated Studies in Language and Society, Osaka University

ご挨拶

Greeting

大阪大学言語社会学会は、旧大阪外国語大学の言語社会研究科/外国語学部の教員、院生、学部生および学外賛同者を構成員として平成9年11月6日に設立された大阪外国語大学言語社会学会を母体とする団体です。平成19年10月の大阪大学と大阪外国語大学との統合によって現名称に改称し、大阪大学という新たな環境の中で、設立趣旨である「世界の言語とそれを基底とする文化に関する学術研究の振興」のさらなる推進を目指しています。学会誌『EX ORIENTE(えくす・おりえんて)』の刊行、言語社会研究叢書の出版、博士論文のオンデマンド出版などの出版活動のほか、研究大会や定例研究会の開催をとおして、学会員の皆様が研究成果を発表するための「場」をできるだけ多く提供する努力をしています。また、研究大会に際する記念講演会には、講演者に亀山郁夫先生(平成22年)や柴田元幸先生(平成21年)、熊倉功夫先生(平成20年)などの著名な研究者を毎回お招きし、より幅広く魅力ある学会活動を展開しています。大阪大学言語社会学会は「開かれた学会」です。人文学研究科外国学専攻、同日本学専攻 応用日本学コースの院生はもとより、外国語学部生や卒業生、その他学会の趣旨にご賛同下さる方々のご入会をお持ちしています。

会長(人文学研究科外国学専攻長)
清水政明

大阪大学言語社会学会とは?

About The Association for Integrated Studies in Language and Society, Osaka University

「世界の言語とそれを基底とする文化」の学術研究を振興を目的とする団体です。

大阪大学言語社会学会の基盤は、大阪大学大学院人文学研究科外国学専攻、日本学専攻応用日本学コース、および大阪大学外国語学部にあります。大阪大学外国語学部は、2007(平成19)年10月1日、大阪外国語大学と大阪大学の再編統合によって誕生しました。その母体となった大阪外国語大学は、言語を基底とする世界の文化の研究と教育を目的として、1921(大正10)年に、大阪外国語学校として創設され、100余年にわたって、我が国における外国語・外国文化の研究教育の中枢の一つとして発展を遂げてきました。1997(平成9年)度には、従来の大学院修士課程を発展させて、言語社会研究科(区分制博士課程)を設置しました。

大阪大学言語社会学会の母体となる大阪外国語大学言語社会学会は、1997(平成9)年11月6日、大阪外国語大学言語社会研究科の発足にあわせ、大阪外国語大学で学問に従事するすべてのものが、真理を探究する自由な精神のもと、研究の成果を披露し互いに研鐙を図ることを目的に設立されました。多様な言語を基盤とする世界の多彩な文化を研究するためには、既存の学問分野を越えたグローバルな視野から、研究成果の交流を進めることがきわめて重要であるからに他なりません。そして本学会は、平成19年10月1日、大阪外国語大学と大阪大学とが再編統合したのを契機に、名称を大阪大学言語社会学会と改め、大阪外国語大学が培ってきた言語を基底とする世界の文化の研究を、大阪大学の中で一層発展させるために活動を続けています。

本学会は、こうした趣旨に賛同する大阪大学の教員(専任、非常勤)を正会員、大学院生を大学院生会員、学部学生を学生会員として組織し、各種研究会・講演会を開催するとともに、定期的に学術雑誌を発行し、言語を基底とする世界の文化の研究を振興することを目的としております。本学会の活動は、大阪外国語大学が創立以来培ってきた貴重な学問的蓄積を基礎に、学術研究と教育を21世紀にふさわしい水準へと飛躍させ、未来を担う社会人を育成してゆくために、不可欠なものと言わねばなりません。

本学会に入会されますと、本学会の学術雑誌やニュースレターを受け取り、本学会主催の研究会や講演会に参加したり、学術雑誌に投稿する資格を得ることができます。

大阪大学外国語学部の学部生、大阪大学のさまざまな研究科の大学院生、そして本会の趣旨に賛同される方々の入会をお待ちしています。

第1回 大阪大学外国語学部・外国学専攻シンポジウム
「言葉を究めて世界へはばたく」について

20231021日、「大阪大学外国語学部・外国学専攻シンポジウム」の記念すべき第1回「言葉を究めて世界へはばたく」が箕面市立文化芸能劇場大ホールで開催されました。言語社会学会も共催として名を連ねました。

1部の基調講演には、総合地球環境学研究所長の山極壽一先生と、京都精華大学全学研究機構長のウスビ・サコ先生をお招きしました。お二人の非常に刺激的なご講演に700余名の参加者が聴き入りました。

基調講演後には主に北摂で活動しているアフリカンダンス&ドラムのチーム、YéréYa Africandance Companyの演奏があり、参加者を魅了しました。

2部では「複言語・複文化共存社会研究センターの設立に寄せて~多様性を活かす社会創造のために私たちができること~」と題したパネルディスカッションが行われました。20234月に発足した「大阪大学大学院人文学研究科附属複言語・複文化共存社会研究センター」の設立記念として、外国にルーツを持つ子どもたちの支援に携わってきた教員、卒業生、大学院生、学生がパネリストとして登壇し、それぞれのこれまでの活動とそれによって得た学びについて紹介しました。山極先生とサコ先生にコメンテーターとして登壇していただき、活発な議論が行われました。

なお、山極先生とサコ先生の講演録は学会誌第29号に掲載されています。是非ご一読下さい。

基調講演を行う山極壽一先生

基調講演を行うウスビ・サコ先生

YéréYa Africandance Company のみなさんの力強い演奏とダンス

第2部のパネルディスカッションの様子

概要

Overview

名称
大阪大学言語社会学会
(平成19年10月1日に大阪外国語大学言語社会学会を改称)
所在地
大阪府箕面市船場東3-5-10
大阪大学箕面キャンパス
代表理事
清水政明
会の目的
世界の言語とそれを基底とする文化の研究の振興
設立
平成9年11月6日
活動内容
研究会の開催、学会誌の発行
出版物
Ex-Oriente
メールアドレス
gengoshakaigakkai@gmail.com
info@ou-handai-gensha-gakkai.ac.jp